夜明けの巻 第001帖

夜明けの巻 第01帖

イシはイにかへるぞ。一(ヒ)であるぞ。 (ム)であるぞ。井であるぞ。イーであるぞ。  であるぞ。  であるぞ。キと働くのざぞ。わかりたか。今までは悪の世でありたから、己殺して他人助けることは、此の上もない天の一番の教といたしてゐたが、それは悪の天の教であるぞ。己を活かし他人(ひと)も活かすのが天の道ざぞ、神の御心ぞ。他人殺して己助かるも悪ぞ、己殺して他人助けるも悪ぞ、神無きものにして人民生きるも悪ぞ。神ばかり大切にして人民放っておくのも悪ぞ。神人ともにと申してあろが。神は人に依り神となり、人は神によって人となるのざぞ。まことの神のおん心わかりたか。今までの教へ間違っていること段々判りて来るであろがな。天地和合して  となった姿が神の姿ざぞ。御心(みこころ)ざぞ。天(あめ)と地(つち)ではないぞ。あめつちざぞ。あめつちの時と知らしてあろうが、みな取違ひ申して済むまいが。神示よく読めと、裏の裏まで読めと申してあろが。七月の二十一日、あめのひつぐのかみ。

さりげなく書いておりますが、某国にも言及しております。【神無きものにして人民生きるも悪ぞ。】のフレーズです。憲法の成立において神の主語が消されたと思われる一節が残されております。神から人皇の世となった史実を基に肯定している多数派においては、神の主語が抜け落ちた憲法にふさわしいのは、天孫降臨にかかる歴代の神々のはずでは。ただし、天照大神はまだ岩戸の中でじっとしていらっしゃいます。善悪ふたはしらの神がおり、公布史実は片方の神のみ取り上げられているままでありまして、三界を貫く理解の道(おしへ)には程遠い現状となっております。