秋の巻 第026帖

秋の巻 第二十六帖

中は無、外は有であるぞ。中になる程 無の無となるのぢゃ。同じことくり返すと、人民申すであろうが、得心して居らんから、かんじんのことぢゃから、クドう申してゐるのぢゃ。人民それぞれのミタマによって役目違ふのであるぞ。手は手、足は足と申してあろう。何も彼もマゼコゼにやるから結びつかんのぢゃ。