水の巻 第010帖

水の巻 第10帖
 五大洲 引繰り返って居ることまだ判らぬか。肝腎要(かんじんかなめ)の事 ざぞ。七大洲となるぞ。八大洲となるぞ。今の臣民に判る様に申すならば御三体の大神様とは、

天之御中主神様(あめのみなかぬしのかみさま)、
高皇産霊神様(たかみむすびのかみさま)、
神皇産霊神様(かみむすびのかみさま)、
伊邪那岐神様(いざなぎのかみさま)、
伊邪那美神様(いざなみのかみさま)、
つきさかきむかつひめの神様

で御座るぞ。

雨の神とは

あめのみくまりの神、
くにのみくまりの神、

風の神とは

しなどひこの神、
しなどひめの神、

岩の神とは

いわなかひめの神、
いわとわけの神、

荒の神とは

大雷のをの神(おおいかづちのをのかみ)、
わきいかづちおの神、

地震の神とは

武甕槌神(たけみかづちのかみ)、
経津主神(ふつぬしのかみ)

々様の御事で御座るぞ。

木の神とは

木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)、

金の神(かねのかみ)とは

金かつかねの神(きんかつかねのかみ)、

火の神とは

わかひめきみの神、

ひのでの神とは

彦火々出見神(ひこほほでみのかみ)、

竜宮の乙姫殿とは

玉依姫の神様(たまよりひめのかみさま)

のおん事で御座るぞ。此の方の事 何れ判りて来るぞ。今はまだ知らしてならん事ぞ。知らす時節近づいたぞ。六月十一日、みづの一二