黒鉄(クロガネ)の巻 第三十二帖
祈りとは意が乗ることぞ。霊の霊と霊と体と合流して一つの生命となることぞ。実力であるぞ。想念は魂。魂は霊であり、霊の世界に属し、霊に生きるのであるぞ。ものは霊につけられたもの、霊の霊は、霊につけられたものであるぞ。ものにはものの生命しかない。真の生命は霊であるぞ。生命のもとの喜びは霊の霊であるぞ。霊の霊が主ざと申してあらう。奥の奥の奥の は大神に通ずる であるぞ。喜びであるぞ。 ある為に人間となり、人間なるが故に神となり、神なるが故に喜びであるぞ。他のいきものにも はあれど、外の であるぞ。(旧九月八日)