扶桑の巻 第007帖

扶桑の巻 第07帖
 岩( 一 )隠れし 比売(ヒメ)(秘命)のミホト(実秀答)は 焼かへ給ひて。

三分の一の人民になると、早うから知らせてありたことの実地がはじまっているのであるぞ。何も彼も三分の一ぢゃ、大掃除して残った三分の一で、新しき御代の礎と致す仕組ぢゃ、三分六ヶ敷いことになっているのを、天の神にお願い申して、一人でも多く助けたさの日夜の苦心であるぞ、カンニンのカンニン、ガマンのガマンであるぞ、九 (光ノ神)の花咲くぞ。