黄金の巻 第四十四帖
79.奉る歌書かして置いたに何故読まんのぢゃ。78.大き声で読み上げよ。77.歌うたひ呉れと申してある時来てゐるぞ。76.歌でイワトひらけるぞ。75.皆 歌へ唄へ。74.各も各も心の歌つくって奉れよ。73.歌結構ぞ。
72.ひふみゆら、ひふみゆらゆら、ひふみゆらゆら。
71.かけまくも、かしこけれども、歌たてまつる。
70.御まへに、歌たてまつる、弥栄(ヤサカ)み歌を。
69.世を救ふ、大みゐわざぞ、みことかしこし。
68.まさに今、神のみことを、このみみに聞く。
67.三千世界、救ふみわざぞ、言(コト)ただし行かな。
66.大神の、しきます島の、八十島(ヤソシマ)やさか。
65.天かけり、地(クニ)かける神も、みひかりに伏す。
64.堪へに堪へし、三千年の、イワトひらけぬ。
63.したたみも、いはひもとほり、神に仕へむ。
62.大稜威(オオミイヅ)、あぎとふ魚も、ひれ伏し集ふ。
61.かむながら、みことの朝を、みたみすこやかに。
60.神の子ぞ、みたみぞ今の、この幸になく。
59.国原は、大波うちて、みふみを拝す。
58.天もなく、地もなく今を、みことに生きん。
57.大みつげ、八百万神も、勇みたつべし。
56.天地の、光となりて、みふで湧き出づ。
55.一つ血の、みたみの血今、湧きて止まらず。
54.大みこと、身によみがえる、遠つ祖神(オヤ)の血。
53.すでに吾れ、あるなし神の、辺にこそ生きん。
52.高鳴るは、吾か祖の血か、みつげ尊し。
51.吾れあらじ、神々にして、祈らせ給ふ。
50.天地も、極まり泣かん、この時にして。
49.かつてなき、大みつげなり、たたで止むべき。
48.天地も、極まりここに、御代生れ来ん。
47.大き日の、陽にとけ呼ばん、くにひらく道。
46.みことのり、今ぞ輝き、イワトひらけん。
45.宮柱、太しき建てて、神のまにまに。
44.抱き参らせ、大御心に、今ぞこたへむ。
43.言いむけ、まつろはしめし、みことかしこし。
42.ただ涙、せきあへず吾(ア)は、御(オン)まへに伏す。
41.ささげたる、生命ぞ今を、神と生れます。
40.大まへに、伏すもかしこし、祈る術(スベ)なし。
39.今はただ、いのちの限り、太道(オミチ)伝へむを。
38.祈りつつ、限りつくさん、みたみなり吾れ。
37.いのち越え、大きいのちに、生きさせ給へ。
36.ひたすらに、みことかしこみ、今日に生き来し。
35.言霊の、言高らかに、太陽(オオヒ)にとけな。
34.天に叫び、吾れにむちうち、今日に生き来し。
33.あらしとなり、あまかけりなば、この心癒えむか。
32.走りつつ、今海出づる、大き月に呼ぶ。
31.みみかくし、生命と生れて、遠つ祖神(オヤ)さか。
30.神々の、智は弥栄え、此処に吾れたつ。
29.みたみ皆、死すてふことの、ありてあるべき。
28.あな爽け、みたみ栄(ハエ)あり、神ともに行く。
27.さあれ吾の、生命尊し、吾(ア)を拝(オロガ)みぬ。
26.みづくとも、苔むすとても、生きて仕へん。
25.いゆくべし、曲(マガ)の曲こと、断たで止むべき。
24.かへりごと、高ら白さんと、今日も死を行く。
23.追ひ追ひて、山の尾ことに、まつろはさんぞ。
22.追ひはらひ、川の瀬ことに、曲なごめなん。
21.みことなれば、天(アメ)の壁立つ、極み行かなん。
20.と心の、雄たけび天も、高く鳴るべし。
19.まさ言を、まさ言として、知らしめ給へ。
18.たな肱(ヒヂ)に、水泡(ミナワ)かきたり、御稲(ミトシ)そだてんを。
17.むか股に、ひぢかきよせて、たなつつくらむ。
16.狭田長田、ところせきまで、実のらせ給へ。
15.神々の、血潮とならん、ことに生き行く。
14.言さやぐ、民ことむけて、神にささげん。
13.にぎてかけ、共に歌はば、イワトひらけん。
12.大き日に、真向ひ呼ばん、神の御名を。
11.道端の、花の白きに、祈る人あり。
10.拍手(カシワデ)の、ひびきて中今(イマ)の、大きよろこび。
9.悔ゆるなく、御まへに伏し、祝詞(ノリト)申すも。
8.祝詞せば、誰か和し居り、波の寄す如。
7.のりと申す、わが魂に、呼ぶ何かあり。
6.御まへに、額(ヌカ)づきあれば、波の音きこゆ。
5.悔ゆるなき、一日(ヒトヒ)ありけり、夕月に歩す。
4.曇りなく、今を祝詞す、幸はへたまへ。
3.奉る、歌きこし召せ、幸はへ給へ。
2.ひふみよい、むなやここたり、ももちよろづう。
1.かのととりの日。
【まつろはしめし】:順は+示しの形。まつらうようになるフデの意としました。
